ミディアム タイプのウイスキー「グレンフィディック12年スペシャルリザーヴ」について
グレンフィディック12年は、初心者の方にお勧めしやすい、バランス特化型のシングルモルトウイスキーです。
2017年には、世界最大の売り上げを達成しました。
- 世界最大の売り上げを誇ったシングルモルト
(※2017年) - スペイサイドらしい華やかでフルーティーなモルト
- バランスが良く初心者の方にお勧めしやすいボトル
- 2014年にISCとIWSCで金賞を受賞
「スペイサイドらしい華やかな味わいのシングルモルトを飲みたい」「ウイスキーと言えばスコッチ。でも個性が強すぎるのは…」など思っている方に、ぜひグレンフィディック12年をオススメします。
ぜひ、最後まで読んで頂き次回購入するウイスキーリストに加えてみてください。
【概要】シングルモルトウイスキー「グレンフィディック12年スペシャルリザーヴ」をご紹介
グレンフィディック12年スペシャルリザーヴは、蒸溜所のスタンダードボトルで、世界的なウイスキー品評会で金賞を受賞したボトル。
使用されている原酒は、アメリカンオークのバーボン樽、ヨーロピアンオークのオロロソ・シェリー樽などで熟成されたものです。
グレンフィディック12年の商品情報
容量(アルコール度数) | 容量:700ml(アルコール度数 40%) |
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分類 | スコッチウイスキー(シングルモルトウイスキー) |
国・蒸溜所・所有社 | 国:スコットランド 蒸溜所:グレンフィディック蒸溜所 所有社:ウィリアム・グラント&サンズ社 |
メーカー希望小売価格 | 4,600円(税別) |
入手難易度(高い程困難) | |
公式サイト | https://www.glenfiddich.com/jp/ |
受賞歴
- 2014年:ISC金賞、IWSC金賞
※ISC=インターナショナル・スピリッツ・コンペティション
※IWSC=インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション
【評価】グレンフィディック12年の味わい・香り
香り | ・蜂蜜 ・メープル ・チョコレート ・檜 ・洋梨 |
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味わい | ・チョコレートのようなビターなコク ・ハチミツやメープルと洋梨の爽やかで甘い風味 ・麦芽のスパイシーさが後から広がり軽い飲み心地 |
余韻 | 鼻からモルトの風味と樽の強い香りが抜け、ほろ苦さと同時に優しい甘さを感じる |
初心者向け | |
総合評価 |
【3種類の飲み比べ】グレンフィディック12年スペシャルリザーヴ
ロックの場合
フワッとした洋梨やハチミツなどの甘さが広がりながら、檜のような爽やかな香りを強く感じます。
少しビターな苦味とモルトの風味を楽しめます。
ハイボールの場合
元々スムーズな飲み心地ですが、炭酸を入れたことでよりサッパリと楽しめます。
【歴史】グレンフィディック12年を製造する「グレンフィディック蒸溜所」をご紹介
国(所在地) | スコットランド(スペイサイド、ダフタウン地区) |
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創業年/設立年 | 1886年 (※ ウイスキーの生産:1887年〜) |
運営 | ウィリアム・グラント&サンズ社 |
見学 | 見学ツアーあり |
公式サイト | https://www.glenfiddich.com/jp/ |
ハウススタイル | ●熟成年数が若いボトルの場合 ・ドライ ・フルーティー ●長熟のボトルの場合 ・レーズン ・チョコレート |
グレンフィディック蒸溜所は、創業当時から家族経営で運営されている蒸溜所です。
同敷地内には、バルヴェニー蒸溜所(1892年に設立)やキニンヴィ蒸溜所(1990年に設立)があります。
歴史1|グレンフィディック蒸溜所の創設
グレンフィディック蒸溜所は、1886-1887年に創設。
創業者はモートラック蒸溜所で支配人として働いていたウィリアム・グラント氏。
資金難だったこともあり、彼の妻と9人の子どもたちの助けを得て、備品は中古品を使用しながら手づくりで建設しました。
蒸溜所は、「鹿の谷を流れる川」を意味するフィディックと呼ばれる、小さな川のほとりに位置します。
このフィディックがそのまま蒸溜所の名にもなり、会社の紋章も雄鹿になりました。ボトルに描かれた鹿は、それが由縁です。
1887年のクリスマスに、初めてウイスキー生産が開始されます。
生産した原酒は、ブレンデッドように出荷をしていました。
歴史2|1963年にシングルモルトのリリース
当時のシングルモルトは、まだブレンド用としての需要が一般的でした。
この頃は第二次世界大戦後の好景気真っ只中。そのため、ウイスキー業界は熾烈な争いが繰り広げられていました。
そこでグレンフィディック蒸溜所は新たな手を打ちます。
大手のブレンダーへ原酒を供給するのでなく、自社でシングルモルトをボトリングすることを1963年に決断し免税店で発売し、国外でも積極的に営業を始めました。
国外でもブレンデッドが一般的だったこともあり、徐々に各国のウイスキー消費者がグレンフィディックの魅力に気づき、今の人気に続いていきます。
実際シングルモルト発売当初は4,000ケースでしたが、わずか10年で12万ケースの出荷量になりました。
1987年、蒸溜所の創業100周年を祝し記念ボトルもリリース後、1991年には長期熟成50年物を発売、そして2017年には最も売れているシングルモルトとして脚光を浴びました。
ぜひ「グレンフィディック12年スペシャルリザーヴ」をお試しください
グレンフィディック12年は、味わいは、スペイサイドらしいフルーティーで華やかな印象のシングルモルトウイスキー。
昨今ジャパニーズウイスキーが高騰している中、今回ご紹介したグレンフィディックはそこまで価格は高くなく、ウイスキー好きの方へのプレゼントや自分のご褒美でもお勧めです。